歯科医院以外で行うホワイトニングのリスクについて

歯科医院以外で行うホワイトニングのリスクについて

 

青山一丁目麻布歯科です。

近年、美容院、ネイルサロン、エステなどでもホワイトニングができるところが多くなりました。そして歯医者以外で行うホワイトニングのことを「セルフホワイトニング」と言います。

ただ、セルフホワイトニングができる店のスタッフの大半は、歯科衛生士・歯科医師の資格を持っていません。そのため利用者自身が、器具の装着や薬剤の塗布などをすることになることから、「セルフホワイトニング」と呼ばれているのです。

セルフホワイトニングは気軽ですし、歯医者でのホワイトニングに比べて安いですから人気があります。ただ、セルフホワイトニングについて注意しなければならない点は多いです。

 

●セルフホワイトニングのデメリット

歯医者で行うホワイトニングと比較すると、セルフホワイトニングには以下のようなデメリットがあります。もちろん必ずトラブルが発生するわけではありませんが、リスクとして把握しておきましょう。

 

1:ホワイトニング効果が低い

セルフホワイトニングで使われる薬剤には、過酸化水素が入っていません。そのため歯の内部の沈着汚れを分解することは不可能です。
それでも歯の表面の汚れを除去することはできますが、ホワイトニング効果が維持される期間は短いと言わざるを得ません。

 

2:色むらができやすい

オフィスホワイトニング(歯医者でのホワイトニング)では、ドクターが薬剤を塗布しますから、色むらが出にくく、歯全体の色のバランスが維持されます。また、ホームホワイトニング(自宅でのホワイトニング)の場合も、オーダーメイドのマウストレーを用意すれば、きちんとホワイトニング効果を発揮させることが可能です。

ですがセルフホワイトニングについてはマウストレーがありませんし、歯科医師が関わるわけでもないため、塗布する薬剤の量のバランスが悪くなり、色むらが出てしまってもおかしくありません。

 

3:口内に健康被害が出る恐れもあります

歯医者で使うホワイトニング剤は濃度が高く、使い方を誤ると歯肉がただれたり変色したりする可能性があります。そのため「オフィスホワイトニング用の薬」をセルフホワイトニングで使うことは禁じられています。

とはいえオフィスホワイトニングにはプロのドクターが関わりますから、リスクは非常に低いです。ですから、やはり歯医者でホワイトニングを受けることをおすすめします。
一方、セルフホワイトニングの薬剤に関しては、どのようなものを使用しているのか判断しにくい場合が多く、健康被害が出る恐れがあります。そのため、いくら手軽であったり料金が安かったりしても、セルフホワイトニングはやはりおすすめできません。

 

「おわりに」

口内はデリケートで複雑ですから、安全にホワイトニングをするためにも、まずは歯科医院を訪れることをおすすめします。
セルフホワイトニングであっても歯を白くすることはできますが、ホワイトニング効果が比較的低いですし、色むらが出る可能性もあります。また、リスクも高いですから、「いくら安くて簡単であっても、割に合わない」と表現せざるを得ません。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

青山一丁目駅から徒歩1分の歯医者
『青山一丁目麻布歯科』
東京都港区赤坂8-5-32 田中駒ビル1F
TEL:03-6434-9877

投稿日:2023年1月26日

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